これまでの常識が非常識となる時代‐海の家で、新時代のキャリアデザインを考える‐



去る7月13日(金)、新潟市中央区の関谷浜にある海の家のコワーキングスペースSea Point Niigataにて、海の家大学vol.2「新時代のキャリアデザイン」【入門編】を開催させていただきました。

ご参加いただいた皆さま、Sea Pointの皆さま、ありがとうございました!


新潟にUターンしてきて2年が経過。パラレルキャリアから起業して以来、これまで東北と新潟を行き来する我ながら地方では珍しい働き方をしてきました。

働き方改革、副業解禁と国を挙げての取り組みが少しずつ進むなかで、周りを見ると今の働き方や将来についての不安を感じる方も年々増えているように感じます

具体的にパラレルキャリアを取り入れたキャリアデザインをコンサルティングさせてもらうこともありますが、まだまだ地方では実践者が少ないなかで、少しでも自分の過去の体験や知り得る情報がお役に立てばと思い、今回Sea Point Niigataの皆さんと企画しました。 タイミングが合わず参加が叶わなかった方もいらっしゃり、当日の様子をこちらのブログでも当日の様子をご紹介したい思います!



講義:なぜいまキャリアデザインが重要なのか?~これまでの常識が非常識になる時代~


どんなにインプットしても行動しなければ何も変わりません。しかし、行動を起こすためには適切な情報は必要。導入として、社会でいま何が起こっているのか、変化によって我々の働き方や生き方がどのように変化するかをお話しました。

IoT、ビックデータ、AI、ロボットといった技術がどのように関連し、世の中を変えていくのか?

今後どのような仕事がAIに取って代わられる可能性があるのか?

これからの社会で働いていくために、どのような力を発揮すべきなのか? 入門編として、前提となる情報としてまずは知っていただきたい、私が各地で見聞きしてきた情報を整理してお伝えしました。

そのなかでも特にポイントとなるのがこれまでの社会とこれからの社会です。


工業化社会での日本は成長社会で、まさに人口が右肩上がりに増え、人口が増えることで発生する衣食住への消費も盛んでした。

変化は今ほど早くなく、未来もある程度予測することもでき、とにかくモノが売れたこの時代に必要なのはとにかく大量生産の効率であり、求められた人物像も言われたことをミスなく素早くこなし、上司の命令に従順な人。いわゆるマニュアル人間です。

それらを効率よく回すために考えられたピラミッド型組織も、知識や経験の豊富な上司の考えは間違いが少なく、管理と統制によるマネジメントが当たり前

現場で働く多くの労働者は年功序列で増えていく報酬と終身雇用や保障が約束されていたからこそ、我慢して仕事を続ければ生活が良くなっていき、そこで信じられていた成功も分かりやすく「良い生活」がすべてだったと思います。


しかし、時代は変わりました。

成熟社会を迎え、人口ピーク時代を終えて人口が減り始めた日本では、成功のイメージや暮らしの豊かさなど価値観も多様化。

変化が激しく予測困難な社会となり、上司もこれまでの経験や知識はあてにならなくなり、正解もありません。人々の暮らしが豊かになったことで、モノが売れない時代となり、売るためにはこれまで以上に工夫が必要です。課題も複雑さを極めたことで、問題解決に求められる力も高度化。


この時代に求められる人物像は、マニュアルがなくても行動ができ、常に新たなことを学びながら新たな価値を生み出したり、異分野をつなげられるような行動力や創造力に富んだ人間です。

終身雇用も崩壊し企業がいつどうなるか分からなくなった時代では、働く人々の組織の帰属意識は低下し、必然的に複数回のキャリアチェンジを求められます。このような社会では管理と統制による一律のマネジメントも機能不全になりつつあります

いわば多様な他者と協働しながら価値を生み出す、アントレプレナーシップ(起業家精神)が、特定のリーダーではなく一人ひとりに求められる時代といえます。 そして右側のこれからの時代においては、キャリアに対する常識も変わりました。




これまでのキャリアも先述の社会に即してつくられているからこそ、そこでの安定の定義は、変化が少なく、大企業や銀行、行政に入り我慢して仕事を続けること

仕事の考え方も、仕事と睡眠と生活で分けて考えられ、社内では昇進というキャリアアップに向けて、不本意な転勤や異動も余儀なくされたり、嫌なことややりたくないことも仕方なく我慢して続けた方も多いと思います。

平日には残業をすることも少なくないため、疲れ切ったあとの数少ない休日は娯楽や休息に充てられても仕方ありません。

しかし、これからのキャリアの考え方も変わっていくと思います。 どんな大企業も今後どうなるか分からない時代では、安定とは変化し続けること、そして流されるのではなく乗る流れを自らの意志で選ぶこと

自分の人生を自分でデザインすることが求められる訳ですから、どのような仕事でも、生き方でも起業家精神をもって生きていくことが必要です。

会社内での成功のみを考えて生きていくことは現実的ではなくなった時代でのキャリアアップは、「好きなこと」を仕事にできるようになること、そして広い視野で社内外に可能性を模索していくことも大切だと思います。

我慢することなく、好きなことを仕事にすると睡眠以外は趣味のような感覚となり、仕事するように遊び・遊ぶように仕事が出来るようになります。 (ワークアズライフは以前もご紹介した落合陽一さんの考え方ですね)

自らの意志で使える時間が増えると、娯楽や休息だけでなく、今後のキャリアを考えてスキルアップに充てたり、プロボノとして社会活動に関わることも重要となるでしょう。



これからの生き方の参考にしたい2つの考え方

こうした時代で有効な考え方として、パラレルキャリアプランドハップンスタンスセオリー(計画的偶発性理論)を紹介しました。





こちらについては、ご存知な方も多いかと思いますが、改めて見るといずれもこれからの社会で大切な考え方ではないでしょうか。



さいごに

当日は本気でこれからのキャリアを考えたい方が少数精鋭でお集まりいただき、地方での新しい働き方の広まりを改めて感じました。 キャリアデザインは不安定な世の中に備えるためにやるネガティブなものではなく、アイディアや行動次第で誰にもチャンスのある可能性溢れるこの時代に、ポジティブに自分らしく生きるためにやるべきだと思います。


有難いことに入門編の続きもと参加者の皆様にご期待いただいたので、今後も折を見てオープンな場でキャリアデザインの機会をつくっていきますので、ご期待ください!

キャリアの行く末を他責にせず、自分の人生を自分の責任で主体的にデザインする人が増えるだけでも、かなり地方でも文化は変わっていくはず。

草の根的な活動ではありますが、新潟でも柔軟な働き方が出来る仲間が増えていき、多様な価値観とチャレンジが文化として広まることで、ゆくゆくは若者たちの新潟を見る目が少し変わってほしいですね。



私自身では出来ることも限られてるので、引き続き一緒にパラレルキャリアやサードプレイス活動を広めてくれる皆さま、よろしくお願いします!



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山本一輝

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