【入学式講演】あなたがプロになるために必要なこと

新年度もスタートし、それぞれの新生活がはじまりましたね。


新入生、新社会人のみなさん、おめでとうございます!

今年は桜の開花も早く、満開の桜とともに新生活を迎えることが出来たのではないかと思いますが、今週は僕も入学式にいってきました。


入学式といっても、新入生としてではなく、入学式の式典後に行われる記念講演の講師です。



お世話になっている新潟・長岡の専門学校グループのエイシンカレッジさまにお声がけいただき、長岡会場と新潟会場の合同入学式にて講師として登壇させていただきました。


テーマは、「好き」の先にある未来に向けて、今から考えよう~あなたがプロになるために必要なこと~


これから2年間かけて学び、資格を取っていく専門学校の学生とその保護者のみなさまへ向けて、あっという間であろう2年間をいかに過ごしていくか。選択の重要性と、プロと呼ばれる人物についてお伝えしました。


リンダ・グラットンが示すLIFE SHIFT、人生100年の時代。

おそらく彼らの大半が100年以上を生きていくことになるなかで、一つの会社・業界だけで人生を終えることは不可能。社会に出てから技術革新などによって学んだことや資格自体が通用しなくなることも起こり得ます。


そんな時代だからこそただ資格取得や就職することだけを目的とせず、専門学校ならではの環境で、いかなるときも活かせるものを身に着けてほしいと考え、学生生活で意識してほしいことをお話をさせていただきました。




1.自律と責任を持った選択ができることがプロのスタート


「人生は偶然と選択の連続で出来ている」。計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)で有名な、米国スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツは、キャリアの8割は偶然の出来事でできているといった。


朝起きて学校にいく・いかないかも選択だし、お昼に何を食べるかもそう。そして将来の進路もその一つの選択。それらの選択は自身以外に他者の影響や偶然の出来事、出会いに左右されることが大きい。


これまでは受動的で他者に左右され、自分本位の選択をしていたかもしれないが、これからプロになるためには自分軸でもって選択し、そしてその責任を取ることが求められる。つまり自律(セルフコントロール)と責任をもつことがスタート。


2.何のために働くのか?目的目標と内発的動機


三人のレンガ積みのお話。仕事は一緒でも、その目的と目標は十人十色異なる。では何を目的目標とするか。


内発的動機づけで有名なエドワード・L・デシの知見から、仕事は外発的動機だけで続けるのは困難。選択の自由と自己決定を意識し、自分なりの深い意義を仕事に見出し、内発的動機を仕事のなかに生み出すこと。プロと呼ばれる人物はその行為を決してやらされてはいない。内発的動機により常にモチベートされている。



3.プロと呼ばれる人とは?努力と才能と性格の関係


米国心理学者のアンダース・エリクソンの研究。プロと呼ばれ成功を収めている人は、1万時間にも迫る練習を行っている。練習は闇雲に行うのではなく「意図的な練習」が重要である。


意図的な練習とは、

①ある1点に的を絞ったストレッチ目標(高めの目標)を設定

②しっかりと集中し、努力を惜しまずにストレッチ目標の達成をめざす

③改善すべき点がわかったあとは、上手くできるまで何度でも繰り返し練習

※これは一般的な人の練習にも当てはまる

我々は他者の成功をその人の才能に見出そうとしがちである。その方が楽だし努力を諦める理由になるからだ。


しかし、米国心理学者のアンジェラ・ダックワークスの研究では、才能(学力や性格)は成功には影響しない、「やり抜く力」と才能は比例しないことが分かっている。たとえ優れた才能があっても半分の努力では、一般的な人の努力で抜かれてしまう。



プロが持つ4つの特徴。その特徴を学生生活の過ごし方に当てはめると、


そして学校生活で「やり抜く力」を高めるためには、


以上、プロになるための要素として、出来るだけわかりやすく事例も交えながら、そんなお話をさせていただきました。



最後に(講演を通して伝えたかったこと)


僕が高校時代を思い返すと、専門学校に進学する友人には、


「勉強ができないから」「大学にいけないから」

といった動機の人が多かった印象でした。 (もちろん、目的を持っていた人もいましたが)


大学と比べて短い時間のなかで明確な目的意識をもって学ぶ2年間は、ともするとしんどいことの方が多いでしょう。


しかし、他者と自分を比較して一喜一憂することなく、この2年間を意識して過ごすことができれば、資格だけでなくこれからの社会で必要な「やり抜く力」とプロをめざすそうとする志が確実に培われるはずです。このやり抜く力や志は、才能やIT技術の発展を凌駕する力です。


プロになる未来は今の自分がつくる。よき学校生活になることを心から祈っています。

今回、新入生のみなさんの晴れの日に、お話させてもらう機会をいただき大変光栄でした。

関係者のみなさま、ありがとうございました。




【おまけ】

入学式に取材が入っていましたが、なんとTenyテレビ新潟の夕方ワイド番組でばっちり映っていました。先日のUXテレビ新潟21まるどりっ生放送に続き、Tenyデビュー!




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